当院では側弯症の治療に従来の「装具」を使わない、運動療法の「シュロス法」を積極的に取り入れています

 

「シュロス法」とはヨーロッパ・ドイツを中心に発展した運動療法で、従来の装具を使用した方法とは異なり、自然に無理なく側弯症の改善を目指すものです。

 

当院の理学療法スタッフはドイツ シュロス法教育団体 S-C-S TRAINING INSTITUTE JAPANの主催する「側弯症治療

国際シュロス認定セラピスト資格」を取得し、専門的知識を使い積極的に側弯症の治療を行なっています。

側弯症でお悩みの方はお気軽に当院にお声がけください。

 

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これまでの当院での側弯症の取り組み

(佐伯区医師会独自で小学6年を対象に脊柱側弯症検査)

 

私は佐伯区医師会の医師会の役員を務めておりました。 2010~2016年に は佐伯区医師会会長も務めました。

佐伯区の医師会は勤務医を含めると約200人で、そのうち開業医は半分を占めていました。

私の会長時代には医師会として法人格を取得し、微力ですが地域医療の手助けができればと思い、会長活動を続けてきました。

その後、佐伯区の整形外科の集まりである広島市佐伯区整形外科医会もつくり、公の機関ではないもののさまざまな活動をしてまいりました。

 

その活動の中の一つ に「児童の姿勢検診」の取り組みが有ります。

 

「脊柱側弯症」は思春期の子どもの背骨が横に曲がってくる特に女の子に多い病気です。広島市医師会では小学4年から中学1年まで希望者に有料で検査 を行っていましたが(残念ながらその事業は現在行われていません)、私が会長時に佐伯区医師会では児童の検査を一歩進めた形で小学6年の全員を独自に「無料」で調べることにしました(これも残念ながら現在行われていません)

このような「無料化検診」の取り組みに至った背景には、側弯症検査や治療の権威であるいずみ整形外科クリニックの泉恭博院長が広島三菱病院に勤務しておられたとき、私が大学院生としてデータの取り扱いの手助け補助をし携わっていた経緯がありました。

 

こうした経験から私は側弯症の姿勢検診に強い興味を持ち、佐伯区医師会独自行う無料検査を提案しました。この検査には佐伯区の整形外科医が多数協力していいただき、問題が 見つかった生徒に対し学校から精密検査の依頼があったときには 佐伯区の整形 外科医が治療に当たってまいりました。 治療方法としては 背骨の周りの筋肉、背筋、腹 筋を強くすることで曲りを食い止める。現在当院では、20~30人がリハビリをし ており、自宅でのリハビリについても啓蒙しています。