関節リウマチや骨粗しょう症の治療

 

現在、当院には理学療法士8人、作業療法士3人、言語聴覚士1人の計12人が在 籍。 理学療法士の配置人数は病院の規模としては多く、同院の特徴の一つでもあり勉強会にも積極的に派遣しています。学会発表の経験もあり、かつ内科もあり常勤の医師が在籍しています。

又、内科の専門医がいることには様々の利点があります。

 

整形外科に通う患者さんで特に高齢者の中には、内科的な疾患を抱えている 方も多いです。 肝機能を患った人や、糖尿病などの生活習慣病を抱える人もいます。内科の所見についても配慮し がら個別の治療やリハビリを行っています。

当院の現在の通院患者様は100人程度で、このうち整形外科が70~80人、残りが内科の患者様で有ります。

 

「自己免疫疾患」とは、免疫に異常が起こることで自分自身の正常な細胞や組織 を異物とみなしそれらを攻撃して排除しようとすることで起こる病気のことを言います。この自己免疫疾患による炎症や組織の傷害は、体全身に及ぶ場合と、ある特定の臓器にだけ起こる場合があります。

「関節リウマチ」は、そんな免疫の異常により関節の腫れや痛みが生じ、 それが 続いて関節の変形をきたす病気です。 炎症や痛みを最小限に抑える治療を行うと毎日の生活を快適にすることが出来ます。当院では一日5人程度とそんなに多 くはないですがリウマチ専門医((一社)日本リウマチ学会)として関節リウマチの治療 も行っています。

 

「骨粗しょう症」とは、骨密度が低下して骨が折れやすくなる状態のことをい う。骨量の減少は、主に骨の中のカルシウムの減少でもたらされます。骨の元にな るカルシウムや体が老化して、骨を作るためのホルモンが不足すると骨量が減少する。 骨粗しょう症による骨折は寝たきりの原因になりやすい。最新の骨密度 測定装置を使って骨量の検査を行い、体への負担も少なく短時間で検査が出来ます。圧迫骨折の患者には必ず検査を行っています。

 

骨粗しょう症で大切なのは、日常生活の中で骨量を増やす努力をすることです。予防の三原則である、1. 食事 (カルシウムの摂取)、 2. 運動、 3. 日光浴、は治 療の段階でも重要になります。 骨密度測定、 栄養指導、 運動療法、薬物療法など患者 様に合わせて治療しており、特に栄養指導に関しては専属の管理栄養士が指導を行っています。